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【体験談あり】アルミサッシ補修で使うパテの種類と選び方ガイド

アルミサッシ補修で使うパテ選びに迷っていませんか?この記事では、現場経験をもとにポリパテ、エポキシパテ、アルテコジェルなど補修でよく使うパテの種類と特徴を紹介します。初めての方も、作業に慣れてきた方にも役立つ内容になっていますので、ぜひ参考にしてください!

はじめに:アルミサッシ補修にパテ選びが大事な理由

アルミサッシの補修作業では、使うパテの種類によって作業のしやすさや仕上がりの良さが大きく変わります。
私も現場でいろんな補修を繰り返す中で、
「こういう歪みにはこれが向いているな」
「このキズにはこっちのほうが楽だな」
と、少しずつパテ選びのコツを掴んできました。
この記事では、あくまで私が現場で実際に使ったパテとその使用感を、体験談ベースでまとめています。
読んでくれる方が、自分の作業に合ったパテを見つける参考になれば嬉しいです。
💬 補修作業全体の流れを詳しく知りたい方はこちらもどうぞ
👉 アルミサッシの歪み補修事例|パテ埋めから塗装までの丁寧な工程

アルミサッシ補修でよく使うパテたち

現場でよく目にする、実際に使っているパテはこの4種類です。
それぞれクセがあって、現場によって使い分けています。

ポリパテ:広範囲の歪み補修に最適

ポリパテは、広い範囲の歪みやへこみをまとめて補修したいときに使います。
2液混合タイプで、厚みを持たせた補修にも対応できる頼もしい存在です。
例:サッシ枠の大きな歪みに使用何かをぶつけてしまったサッシ枠など、大きな面積を直したいときにはポリパテが欠かせません。

特によく使っているのがイサム塗料のラクーダパテ80
本当に「驚くほど削りやすい」というキャッチコピーの通り、作業が楽になります。
ガルバリウム鋼板の薄い板金を補修したときも、
動きによる割れや剥がれが起きず、2年以上たった今もきれいなままです。
「これだけ楽に削れるのに、強さもあるのか!」と使うたびに感心しています。
イサム塗料のラクーダパテ80とパステルイエローペーストPlusの缶・チューブ
私が使っているポリパテ:イサム塗料「ラクーダパテ80」と専用硬化剤

スポットパテ:巣穴処理に使われるけど…

ポリパテの補修後にできる小さな巣穴を埋めるために使われるのがスポットパテ。
ただ、私は個人的にスポットパテはあまり使っていません。
ラクーダパテを薄く塗り重ねたり、
アルテコジェルやラッカーパテで代用して仕上げることが多いです。
少し手間はかかりますが、そのほうが自然な仕上がりになると感じています。

エポキシパテ:細かい成形や角の補修に最適

エポキシパテは、角の欠け細かい整形作業にぴったりです。
2液混合で粘土状なので、指で練って形を作るのが簡単です。
例:角が削れてしまった部分を再成形金属用エポキシパテを使えば強度も安心です。
ただし、盛り方にムラがあると小さな巣穴ができることがあるので、
「よし、次はもうちょっと丁寧に押し込もう」と思うこともしばしばあります(笑)。
金属補修用のエポキシパテ(粘土状)とキャップのセット
必要な分を切り取り、指でこねると硬化が始まる

アルテコジェル:小さなキズや浅い凹みの即補修に

アルテコのジェルタイプは、小さいキズや浅い凹みを埋めるのに便利です。
硬化促進スプレーを吹き付けると、すぐに固まるので作業効率もアップします。
注意点:厚塗りすると乾きが甘くなることも一回で厚塗りしようとすると、表面だけ硬化して中まで乾かず、
「え、まだベタベタしてるじゃん…」なんてこともありました。
なので、アルテコジェルを使うときは薄塗りを何回も、が鉄則です。
アルテコのゼリー状瞬間接着剤ジェル(20gチューブ)
パテに使っているが本来は瞬間接着剤

ラクーダパテ80の消費期限と使い方の工夫

ラクーダパテ80には、消費期限が設けられています。
(缶に製造日や使用期限の目安が記載されています)
私は無駄を出したくないので、3kg缶をひとつだけ購入して使い切るようにしています。
下地から仕上げまでラクーダパテ80でまとめることで、
種類をたくさん揃えずに済み、結果的にコスト面でも助かっています。
また、ラクーダパテはアルミサッシ補修だけでなく、
木部の広い範囲を補修する時にも重宝しています。
たとえば、ドア枠やサッシ周りの木部で、
「広範囲に歪みや凹みが出ているな」と感じた場面でも、
ラクーダパテならしっかり肉盛りできて、なおかつ削りやすいので作業がスムーズに進みます。
「パテを選び直す手間がない」という意味でも、かなり頼れる存在です。

まとめ:現場で試しながら、自分に合ったパテを見つけよう

アルミサッシ補修に「絶対これが正解!」なんてものはありません。
現場ごと、状況ごとにベストな選択は違ってきます。
私もたくさん失敗しながら、
「これは楽だな」「これはちょっと失敗だったな」と、
試行錯誤しながら自分なりのスタイルを作ってきました。
この記事が、これから補修に取り組む誰かのヒントになれば嬉しいです!
💬 補修作業の流れをもっと詳しく知りたい方はこちら
👉 アルミサッシの歪み補修事例|パテ埋めから塗装までの丁寧な工程